「恋はデジャヴ」

Posted by h-wired on 5月 12th, 2007
2007
5月 12

DVDを貸してもらって視聴。

「時間軸モノ」の素晴らしい一つの完成形。
話は事前に大まかに聴いてはいたが、それでもちゃんと面白かった。
特に主人公の動機の変化からが魅せる。

「七回死んだ男」、もしくは「All you need is kill」どちらかを読んでいる人は必見。原点が確認できる。締めはやはりラブコメディだが、それでも実に美しかった。

「デジャヴ」

Posted by h-wired on 5月 12th, 2007
2007
5月 12

デジャヴ

音アリ注意。
見に行っていたのに書くの忘れてた。

「刑事モノ」であり「SF」であり、しかも「時間軸モノ」であるという、正に自分のためにあるような映画。人に勧められて見に行ったのだが、完全に趣味が読まれていた状態。

刑事モノお約束の「捜査中止」からの怒濤のSF展開に一気に流される。
「あれ?」と思った所にはすべからくきちんと説明があり、伏線は終盤に一点に向かい一気呵成に回収され、エンディング。

素晴らしかった。多分、まだ複数回見る。

2007
5月 12

読了。

第36回メフィスト賞受賞作。
英語だとUltimate Trickなのかな。

副題っぽく「犯人はあなただ!」とついていたり、装丁に銀色箔押しの丸がでかくついてて、読者の顔を映す様になっていたり、色々と手の込んだプレゼンテーション。
今までいろんな作家が挑戦してきてはいるが、やはりメタミステリっぽくならざるを得ない「読者が犯人」のトリックを成功させた! 的な触れ込み。

……だったが、成功しているとは言い難い印象。
理論的にトリックを組み立てるのではなく、トリックが成立してしまう状況というか、背景を組み立てる事に終始していた感。さすがに綺麗にまとめてはいたが、最初の引きが凄かっただけに、少し肩すかしな感は否めない。少なくともトリックとして考えるならUltimateでは無いと思う。

とかなんとか考えながら、なんだかんだいってそれを知りたいが為に読んでしまったので、引きとしては素晴らしく巧い部類だったのだと思う。締め方も巧いのでがっかり感は低かった。
トリック部分に対する期待が高いと壁本になる可能性があるので注意。

「家族八景」 筒井康隆/新潮文庫

Posted by h-wired on 5月 7th, 2007
2007
5月 7

読了。

漫画版で読んでいた「七瀬ふたたび」の元を読もうと思い立ち、買ってきたはいいが、
七瀬ふたたびの前があるという話を聞き及び、慌ててこちらを買ってきた、という次第。

いまさらな感もあるが、とりあえず読んでおかねばなるまい、と思って読んでみたらこれが面白い。
一人の特殊能力持ちが、徹頭徹尾リアルな中で色々する、という連作短編集。この能力が実に巧く設定されており、違和感なく日常の裏を描写できているあたりが凄い。
さすがは歴史に残るだけある名作、という印象。

余談だが、発行年をみたら自分が生まれる前だったので驚愕。
古くなっていない、というあたりがさらに凄いなあ、と思った。