「MIRROR’S EDGE」 EA/XBOX360
ついに我が家にもはこまるさんが!
ネットに繋いでまず最初にやったことは斑鳩体験版のダウンロードでしたが。
で、表題のミラーズエッジ。ソフマップで安かった+名作だと聞いていたので見かけて本体と一緒にお買い上げ。しかしこれが値段に見合わない大当たりでずっとはまりっぱなし。
セキュリティ面で情報や荷物は手渡しが最も安全である世の中で、ビルの間を走り抜けて物を届けるランナーという職業となって陰謀を暴くFPSアクション。主人公ナオンがかわいくないとか一時期話題になったりもした様子。
FPS(一人称視点)であるせいか、やってみると凄い没入度。ゲーム的にはFC初期のマリオやロックマン同様のジャンプアクション、落ちると死ぬ、なわけだが、FPSになる(+リアルに書き込まれたビル群)だけでここまで五感に訴えるものになるとは思わなかった。
ダッシュ時の風を切る音、シューズがコンクリートを踏みしめる足音やスリップ時の鳴り、主人公の息づかい、受け身時の擦過音と肉体を打つ湿った音、金属面の太陽の照り返し、ジャンプ時のレンズフレア的な視野の狭窄、時折入る無線連絡。
全てが生々しくリアルで、没入度をいかにプレイヤに与えるかに終始した演出が光る。高い落差から落ちる場面など、内臓が持ち上がるあの感触を錯覚ではないようなレベルで感じるほどだ。
これほどコンセプトで勝っているゲームも昨今少ないのではないだろうか。人間、誰しも高いところは怖いし、風を切るように走れれば気持ちいいものだ。
かようなコンセプトで強く五感に訴えてくるだけに、細かいアラが多少残念ではある。
Bボタン長押しで次の目的地点へナビゲートしてくれ、そこを通過すれば次の目的地点、という仕様になっているが、たまに「目前の障害を超えられていないのに、かなり向こう側に目的地点が設定されていてあらぬ方向を向いてしまう」というのが一番気になった。「そこへいくためにどことおるのよ?」といった気分に。
おそらく、そこまでいくための経路が複数あるからではないかと推測するが、それならそれで最寄りの目標点を指し示してほしかったところだ。
多少理不尽に見えてもおかしくないほどの難度も気になるが、これはまあ上手くいったときの達成感とトレードオフのようなものなので仕方のないところだろうか。敵兵が集まる鉄火場ともなると1、2回の行動ミスで集中砲火をもらって即死というなんとも容赦のない設定だ。
しかし、それだけに上手くいったときの爽快感、映画的絵面は素晴らしいものがある。
壁走りから敵に飛び蹴り>武装解除>奪ったライフルで続敵に発砲>かなぐりすててダッシュ>ジャンプ
などが決まったときにはあまりの美しさと爽快感に脳汁出ること請け合い。
そのあまりの没入感の高さから、いわゆる「3D酔い」を誘発しやすいところがネックではあるが、そういった酔いと縁がないなら是非遊ぶべきタイトルだといえる。