「エルミナージュ DS remix」 StarFish/NDS
エルミナージュDS
PS2で発売されていたWizardryバリアントのDS移植版。
買ったままで積んでいたものを7thDragonの合間に、とやってみたら見事にはまりこんだ。
明示的にWizardryだとは一言も言わない(言えない)が、非常に練度の高いWizardryバリアント。呪文名なども独自名称になってはいるが、ほぼ全ての呪文において名称変更が可能。AC表記がマイナス方向(減るほど強い)だったり、不確定アイテムの鑑定に売価金額を取られたり等、判る人にはたまらない仕様が満載。
Wizardryに触れた事の無い人に優しくない、いわゆる一見様お断り仕様にも見えるが、伝統的な仕様のWizardryに触れる機会が未だにDSであるという点では意味のある一本だと思う。面白さの本質も変わらず、よくも悪くもWizardry。
本来のクエスト目標を忘れてアイテム集めに勤しんだり、スキル成長を見越しての転職を目論んだりと、長期的に遊べる要素が満載されている。
新職業や新能力も、いわゆる「コンボ技」が可能なほど強力なものが多く、パーティ編成の時点で夢が広がる。やりこむ人は複数パーティ必須だろう。
以前までのWizardryとの決定的な違いといえば、複数のダンジョンの存在だろうか。クエストの性質上多数の場所を行き来できるためか、多くても3~4階層のダンジョンが多数存在し、それぞれのダンジョンにおいて敵の強さの目安が設定されている。このため、深い階層から生きて戻るという緊張感はないが、「Wizardryのダンジョンに潜る」というゲーム性を損なわずに巧くゲームレベルを処理した見事な仕様だと感じた。Wiz初見のプレイヤにとってもこの仕様は良い方向に働いていると思う。総じて初見プレイヤにも勧められる良質なゲームに仕上がっているといっていい。
とはいっても、Wizardry特有の容赦のなさは健在で、少し強めの敵からの呪文抵抗に失敗したりするとあっさりと人が死ぬのはもはや伝統だろう。最善手を打っても死ぬときは死ぬ。ガチのオートセーブでないあたりが唯一の救いといったところだろうか。
現在、善のパーティ(戦士、闘士、盗賊、僧侶、魔法使い、司教)にて最初の試練を突破。第2階層の敵があまりに強かったため、とりあえず置いて二つ目のダンジョンに突入したところ。後衛が順調に呪文を覚え、転職させようか悩んでいる。
今回、盗賊、戦士が生涯職業として優秀であるらしく、僧侶を君主にするのが妥当なところだろうか。闘士の序盤からの物理面の強さに驚いていたが、二つ目のダンジョン二段階めで呪文抵抗に失敗してあえなく即死。これぞWizardryと老害っぽく喜んでいる。